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僕立図書館

大学生のぼくの読書、映画、音楽の日記

大人のいない国

大人のいない国 内田樹 鷲田清一 文春文庫

  • 練れた大人の「知」による成熟への道しるべがここに
  • 個性というのは自分で名乗るものではなくて、他者から与えられるものでしょうか。
  • 教養というのは知についての知、あるいはおのれの無知についての知だと思います。

 

本書は鷲田清一内田樹らの対談を基にして、それぞれが幼稚化する現代のニッポンについて様々な角度から論じた本である。

具体的に幼稚化とは、クレーマー体質、行き過ぎた消費者マインド...などを指す。確かにいい年した大人が些細なことに固執してネチネチと文句を垂れる画は容易に想像できるでしょう。

幼稚とは未熟である。ここでは成熟が大人の条件だ。「大人のいない国」とは成熟した人間のいない、つまり未熟な人間によって運営される社会である。そこには子供を成熟させないシステムが確立されている。家族形態、隣人関関係の変化など、原因を探れば沢山あるだろう。今日我々に求められているのは、自身の成熟と現行のシステムに対して警鐘を鳴らすことだろう。

 

大人のいない国 (文春文庫)

大人のいない国 (文春文庫)